革ができるまで
皮をなめして革とすることにより、丈夫になり、色を染めるなど加工しやすくなります。なめしには多くの方法があります。
なかでも近年の主流になっているのが「タンニンなめし」「クロムなめし」と呼ばれるなめし方法です。これらは、革になった後の使用目的によって使い分けられてます。
タンニンなめし
古代から行われているなめし方法で、木の皮に含まれるタンニンと呼ばれる成分を取り出して、 皮に含ませる方法です。完成までには時間がかかります。
クロムなめし
薬品を混ぜてなめす方法で19世紀後半に考えられました。クロムなめしは出来上がりが早く、より柔らかく作ることができます。
その他にも、タンニンなめしとクロムなめしを併用した複合なめしや油なめし、燻煙なめしなどがあります。
革が出来るまでには多くの工程があり、長いもので3か月以上もかかります。
