革の特徴
革はたくさんの繊維でできているため、とても丈夫で長持ちします。革特有のしっとりした手触りも、繊維構造から生み出されています。革はまるで呼吸をするように、周りの環境に合わせて水分を調節します。そのため、身に付けるときに快適な環境を保ってくれます。
その他にも可塑性や剛性・透湿性といった革ならではの特徴を活かし、さまざまな製品となって人々の暮らしに役立てられています。
可塑性(かそせい)
-
水で濡らした革に力を加えて乾かすと、その形のまま固まります。こうした性質を可塑性といいます。革でものを作る時に便利な特徴です。
剛性(ごうせい)
-
曲げたりねじったりしても形が変わりにくい性質を剛性といいます。革は、この剛性に、もとの形に戻ろうとする性質が加わって、美しい形のままでいることができます。
透湿性(とうしつせい)
-
水分をためない性質を透湿性といいます。革は、布より空気を通しにくく、透湿性が高いため、冬でも温かい上着や靴などに使われています。